50年以上続く社内報『Good Works』ができるまで|従業員エンゲージメントを育む制作の舞台裏

ハリマをのぞく

ハリマの取り組みをよりリアルにご紹介する「ハリマをのぞく」シリーズ。
このシリーズでは、「ハリマで良かった!」の実現に向けて、日々どのような取り組みが行われているのかを、現場の様子とともにお届けします。

今回ご紹介するのは、3か月に一度発行している社内報『Good Works』です。

社員の活躍や会社の取り組みを伝える一冊は、どのようにして生まれ、社員の手元へ届くのでしょうか。
企画、取材、原稿・デザイン制作、校正、そして発行まで、社内報づくりの舞台裏と、一冊に込めた想いをご紹介します。

紙の社内報を続ける理由|1974年から受け継がれる想い

当社の社内報が創刊されたのは1974年。以来、時代に合わせて形や内容を変えながら、50年以上にわたって社内報の発行を続けてきました。

1974年に発刊された、社内報第1号

社内コミュニケーションのデジタル化が進み、紙の社内報を発行する企業が少なくなるなか、なぜ当社は今も紙で届け続けているのでしょうか。

当社では、勤務地も年齢も業務環境も異なる多くの社員が働いています。
紙であれば、普段パソコンを使う機会が少ない社員も手に取りやすく、自分のペースで読み、手元に残すことができます。
同じ一冊を通じて、離れた現場で働く仲間や会社の動きを知ることができる。そこには、デジタルとはまた違う、紙ならではの温かさと役割があります。

以前の社内報は、社内活動や事務連絡を中心とした内容でした。
2025年のリニューアルを機に、タイトルを『Good Works』へ変更し、広報グループが自ら現場へ足を運び、社員の仕事や想いをより深く伝える社内報へと生まれ変わりました。

『Good Works』という名前には、二つの意味が込められています。
一つは、現場の皆さんが日々積み重ねている努力や工夫、すなわち「良い仕事」を紹介したいという想い。
もう一つは、記事を読んだ社員に「明日は今日よりもっと良い仕事をしたい」と感じてもらいたいという願いです。


社内報を通じてハリマをより深く知り、仕事や職場、仲間、そして会社をもっと身近に感じてもらう。それは、社員と会社の信頼や、仕事への誇りを育む「従業員エンゲージメント」にもつながる取り組みです。

現場の大切さについては、社長メッセージの中でも次のように触れられています。

現場を大切にすること。共に働く仲間を尊重し、一人ひとりが力を発揮できる組織であり続けることです。

現場で働く一人ひとりに光を当て、その仕事と想いを全社へ届ける『Good Works』は、この考えを形にする取り組みの一つでもあります。

企画・編集会議|部署を越えて「伝えたい仕事」を探す

社内報づくりは、原稿を書くところから始まるわけではありません。最初の一歩は、「今、社員に何を届けたいか」を考えることです。

まず広報グループが全体の構成や企画案を考え、社内報編集会議を開きます。
編集会議には、物件を管理するマネージャーをはじめ、営業、総務、人事など、さまざまな部門のメンバーが参加します。

「今、どのような取り組みを知ってもらいたいか」
「どの現場や社員に光を当てたいか」
「読んだ人の仕事に役立ち、前向きな気持ちにつながるか」

それぞれの立場から意見を交わし、企画を一つずつ磨いていきます。

編集会議を通じて、広報グループだけでは気づけなかった現場の工夫や社員の活躍が、部署を越えた会話から見つかることも。
『Good Works』は、制作の入口から多くの社員の視点によって支えられています。

現場取材|社員一人ひとりの「Good Works」に出会う

企画が決まったら、いよいよ現場へ向かいます。

取材では、日々現場を支える社員にスポットを当て、仕事内容だけでなく、その仕事にかける想いや工夫、仲間との関わりまで丁寧に伺います。

長年会社を支えてきた「レジェンド」から、その道を極めたプロフェッショナルまで、登場する社員はさまざまです。じっくりお話を伺うなかで、普段はなかなか聞けない本音や、社内報には載せきれないほどリアルなエピソードが飛び出すことも(笑)。

また、一般の方がなかなか入ることのできない施設の裏側を訪ねられるのも、現場取材ならでは。
設備の状態を細かく確認する姿や、快適な環境を守るための地道な作業を目の当たりにするたび、施設の日常は現場で働く社員の努力によって支えられているのだと実感します。

取材は、単に記事の材料を集める時間ではありません。
広報グループにとっても、ハリマの仕事を改めて学び、社員一人ひとりの「Good Works」に出会う大切な機会です。

原稿・デザイン制作|現場の温度を、読みやすい紙面へ

取材後は、集めた情報や各部署から寄せられた資料をもとに原稿を作成します。

大切にしているのは、情報を正確にまとめるだけでなく、取材で感じた人柄や言葉の温度まで伝えること。

普段は異なる仕事をしている社員にも分かりやすく、登場した本人にも「自分の想いが伝わっている」と感じてもらえる文章を目指します。
何気ない一言の中に込められた想いもすくい上げ、できる限り臨場感を保ったまま記事にしていきます。

原稿がまとまったら、制作にご協力いただいている株式会社大成広告社様へ、紙面のデザインと印刷を依頼します。
今回、長く社内報づくりを支えてくださっているお二人に、『Good Works』への想いを伺いました。

コロナ禍以降、紙の社内報は年々減っていますが、紙だからこそ届けられる雰囲気や温かみを大切にされている会社だと感じます。これからも「ハリマで良かった!」という想いを、制作の現場からもお届けできるよう、全力投球していきます!(営業担当 N様)

ハリマの社内報では、各ページの内容に合ったデザインはもちろん、文字の大きさや読みやすさ、色味の組み合わせにも配慮しています。年齢を問わず読みやすいユニバーサルデザインにこだわり、一人でも多くの社員に内容が伝わる紙面を目指しています。(デザイナーN様)

取材した社員の想い、広報グループが紡いだ言葉、そして制作会社の皆さまの技術。
そのすべてが重なり、少しずつ『Good Works』の形が見えてきます。

校正・確認|一文字、一枚の写真まで丁寧に

紙面のデザインが完成すると、制作はいよいよ最終段階へ。
誤字脱字はもちろん、氏名や所属、日付、数字、写真と説明文の組み合わせ、記事内容に誤りがないかを、ページごとに確認していきます。

一度直すと、文章の折り返しや写真の位置など、別の部分にも影響が出ることがあります。
そのため、修正と確認を何度も重ね、時には制作会社と20回以上やり取りすることも。
校了日、つまり印刷する内容を最終確定する日の1週間ほど前からは、毎日のように電話で打ち合わせを行います。

見落としている箇所はないか?
この表現で本当に伝わるか?

校了直前は、最終確認を終えるまでなかなか落ち着きません。

紙は、一度印刷すれば簡単には直せない媒体です。
だからこそ、一文字、一枚の写真まで丁寧に確認する。その細かな積み重ねも、取材に協力してくれた社員の想いや仕事を、正確に届けたいという制作側の責任です。

ついに発行!|一冊が社員をつなぐ瞬間

すべての確認を終えて校了し、印刷された『Good Works』が届くと、ようやく一冊の社内報が完成します。

積み重なった冊子を目にした瞬間は、制作に携わったメンバーにとって、ほっとすると同時に大きな達成感を覚えるひとときです。

そして社内報が社員の手元へ届くと、掲載された社員や記事を読んだ社員から感想が寄せられることもあります。
そうした一つひとつの声が、制作に携わるメンバーの励みとなり、次号をより良くするためのヒントになります。
時には、現場社員から「次はうちの現場を紹介してほしい!」と取材のリクエストをもらうことも。
自分たちの仕事に誇りを持ち、その魅力を仲間に知ってもらいたいという声は、社内報が現場に届き、次の発信へとつながっている何よりの証です。

普段は接点の少ない現場や社員の仕事を知り、同じ会社で働く仲間を少し身近に感じる。
社内報をきっかけに、現場や部署を越えた会話とつながりが生まれることを願っています。

一冊を届け終えたら、また次の企画へ。『Good Works』づくりに終わりはありません。

まとめ|「現場を真ん中に」、これからも

一冊の社内報が完成するまでには、企画を考える人、想いを語る人、文章やデザインで形にする人、細部まで確認する人、そして受け取って読む人がいます。

『Good Works』は、多くの人の想いと仕事をつないで生まれる社内報です。

数多くの建物を管理し、それぞれの現場で多くの社員が働く当社にとって、社内報は社員同士の横のつながりを生み出す大切な架け橋です。
普段は表に見えにくい努力や工夫を「見える化」し、その価値を全社で分かち合うことが、社員の誇りと従業員エンゲージメントを育むことにつながると考えています。

1974年の創刊から50年以上。紙面の形や記事の内容が変わっても、現場と社員を大切にする想いは変わりません。

現場を真ん中に。


この軸をぶらすことなく、『Good Works』ではこれからも、社員一人ひとりの良い仕事に光を当て、働く仲間の誇りと笑顔につながる記事を届けていきます。

広報担当

広報担当

ハリマビステムの広報担当です。ハリマビステムが日々取り組む活動や現場の声を通して、私たちの考え方や姿勢を分かりやすくお伝えしていきます。

おすすめ記事

記事一覧を見る
  • TOP
  • ハリマボイス
  • 50年以上続く社内報『Good Works』ができるまで|従業員エンゲージメントを育む制作の舞台裏