【管理実績紹介vo3.】神奈川県立近代美術館 葉山館 ―【日本初の美術館PFI事業】美術品の展示・保存などを目的とする美術館の管理ノウハウ

ハリマビステム管理実績紹介

30年間という長期間の美術館の総合管理

神奈川県立近代美術館(葉山館)は、2003年に日本初のPFI方式の美術館として開館しました。
ハリマビステムは、この建物の設備、警備、清掃、受付監視、植栽管理、レストラン運営、ショップ運営の維持管理を30年間という長期間任されています。

様々な課題においても、従業員全員が業務に関わるマルチジョブの実践に挑戦し、施設に愛着をもって仕事ができるように取り組んでいます。

美術館ならではの施設管理ノウハウ

作品が展示されている部屋の温湿度、照明の基準は美術品保護のために定められています。その基準範囲に収めるように日々神経を集中して調整を行っています。警備業務では館内の巡回だけでなく雨漏りや異音、虫の発生などがないかなどを監視しています。植栽管理では屋外彫刻の周辺は作品を傷つけないように手作業で行い、美術館側から作品とのバランスを考えた作業指示を受けています。
レストラン運営では通常メニュー以外に年3~4回の展覧会の企画に合わせたメニューを提供し、来館されたお客様に食事をお楽しみ頂き、何度でもお越し頂ける施設を目指しています。

美術館の湿度管理について

美術館の維持管理では、美術作品を保護するため、収蔵庫や展示室の空気環境を最適化することが求められています。温湿度変化に対応するため、季節ごとに空調運転設備の運転スケジュールや温度設定を変更し、日々運転監視と点検を実施しています。
新型コロナウイルス感染予防対策では、展示室や館内の換気量を増加する必要が生じ、温湿度管理の調整が非常に難しく、日々苦労しながら対処しています。これらの経験は今後の実績に繋がるので、しっかりとデータ蓄積をしています。

美術館の仕事を通じての想い

私たちは神奈川県立近代美術館「鎌倉館」の維持管理業務もさせて頂いていました。歴史的な美術館を管理してきた先輩達の経験や実績を引き継いで、現在に至ります。貴重な美術品を管理する為、日々非常に繊細な温湿度管理や照明調節、施設の清潔さが要求される仕事ですが、ひとつひとつの業務を通じてたくさんの方に支えられていると実感し感謝しています。いつまでも快適な施設で皆に愛される美術館を守るために業務にあたっていきたいと考えています。

広報担当

広報担当

ハリマビステムの広報担当です。ハリマビステムが日々取り組む活動や現場の声を通して、私たちの考え方や姿勢を分かりやすくお伝えしていきます。

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