Vo.2 設備と向き合い続けた45年|現場力で信頼を築く「設備のハリマ」の流儀

ハリマストーリー

当社の設備管理の現場を長年支えてきた一人が、神奈川第1事業部の松嵜康文さんです。
1980年の入社以来、病院施設での設備管理を皮切りに、現在に至るまで45年以上にわたり、設備エンジニアとして現場に向き合い続けてきました。

松嵜さんが大切にしてきたのは、現場を自分の目で見て、考え、責任を持ってお客様へ伝えること。
その姿勢は、ハリマビステムの設備業務に息づく「現場力」と「誠実さ」を体現しています。

神奈川第1事業部
1980年入社
松嵜 康文 さん

現場から始まった、設備エンジニアとしての歩み

訓練校の電気科を卒業後、電気工事士として現場に携わっていた松嵜さん。25歳のとき、「もっと社会の仕組みを知りたい」と考え、昼は職業訓練校で経営管理を、夜は専門学校で法律を学ぶ生活を始めました。
経理や司法書士の道も考える中で、新聞の折り込み広告で見つけたのが、当社の求人でした。
電話をかけると「すぐ来てください」と声がかかり、当時の本社へ。とんとん拍子で入社が決まりました。

最初に配属されたのは、大型病院施設の設備管理現場です。

病院という場所は、建物の機能が人の命や安心に直結する現場です。電気、空調、給排水、ボイラー、発電機。どれか一つでも止まれば、施設全体に大きな影響を与えます。
その緊張感の中で、松嵜さんは設備管理の基本と、現場を守る責任の重さを学んでいきました。

スピード感と正確な情報で信頼を築く

その後、松嵜さんは現在の担当施設へ。以来、約30年にわたり同じ現場に携わり続けています。
長く現場を見てきたからこそ、設備の状態や過去の修繕履歴、建物ごとの癖まで把握していることが、松嵜さんの大きな強みです。

当時、設備関連の見積や点検報告書の作成には時間がかかることもありました。
お客様に必要な情報を早く、正確に届けるためには、もっと現場主導で動く必要がある――。そう考えた松嵜さんは、会社と交渉し、業者選定から見積作成、点検報告書の作成、保守点検の調整まで、現場で一貫して担う体制を整えました。

「お客様が求めているのは、スピード感と正確な情報です。だからこそ、業者任せにはしません。自分で現場を見て、自分の言葉で伝えることが大切なんです。」

その積み重ねにより、お客様からの信頼は厚くなり、臨時作業や修繕提案の受注にもつながっていきました。
億単位の案件を数多く獲得できた背景には、単なる営業力ではなく、現場を知り尽くした設備エンジニアとしての説得力がありました。

見えない場所にこそ、技術者の誇りが宿る

設備管理の仕事は、建物が竣工し、機械が動き始めた瞬間から始まります。
大切なのは、設備を「動かす」ことだけではありません。どうすれば長く良い状態を保てるかを考え、日々の点検や整備を積み重ねていくことです。

松嵜さんの現場では、年に一度、すべての機械を自主的に点検・清掃しています。
行政や業者が視察に来た際には、「長年経っているとは思えないほどきれいですね」と驚かれることもあるそうです。

「見えるところは誰でも整えます。でも、見えないところこそ手を加えなければいけない。人がやりたがらないことをやった人が勝ちです。」

その言葉には、設備エンジニアとしての誇りがにじみます。

お客様や利用者様の目に直接触れない場所であっても、建物の安全と快適を支えているのは、日々の地道な仕事です。
目立たない仕事にこそ誠実に向き合う。その姿勢が、ハリマビステムの設備管理の品質を支えています。

若い世代へ伝えたい、仕事に向き合う姿勢

松嵜さんが若い世代に伝えたいのは、「持続力を意識してほしい」ということです。

最初から楽しい仕事ばかりではありません。分からないこと、面倒に感じること、うまくいかないこともあります。
それでも、自分で考え、工夫し、努力して仕事を好きになっていく。その先に、本当のやりがいが生まれると松嵜さんは話します。

「面白くない、面倒だと思いながらやっていると、周りに気が配れなくなります。設備の仕事では、その油断が事故につながることもあります。」

設備管理の現場には、マニュアル通りにいかない場面が多くあります。
だからこそ、過去の事例に学び、現場を観察し、仲間と相談しながら判断する力が求められます。

原点は「人を大切にし、ともに成長する」こと

松嵜さんが入社したころ、当社は清掃中心の会社から、設備業務にも力を入れる会社へと変化していく時代でした。その変化の中で、松嵜さんは現場の第一線に立ち続け、設備管理の価値を高めてきました。

競争力が求められる今だからこそ、松嵜さんは「人を大切にし、ともに成長する」という原点を忘れてはいけないと話します。
若い人に任せ、経験を重ねた人が支える。その循環がある組織は、必ず強くなります。

設備エンジニアの仕事は、建物を守る仕事であると同時に、人を支える仕事です。
お客様、利用者様、協力会社、そして一緒に働く仲間。多くの人との信頼関係の上に、日々の安全と快適が成り立っています。

技術を磨きたい人。
現場で力をつけたい人。
誰かの役に立つ仕事に誇りを持ちたい人。
ハリマビステムには、そうした思いに応える現場があります。

松嵜さんの歩みは、当社で働く設備エンジニアの魅力と、ハリマビステムで働くことの誇りを、静かに、力強く物語っています。

仲間からの声

入社1年目に、松嵜さんと長期修繕計画を作り上げた日々を今でも鮮明に覚えています。当時の計画が今も受け継がれ、臨時工事の獲得にもつながっていると聞き、とても感慨深いです。あの頃のことを思い出しながら、また一緒に楽しく飲みたいですね。

初めてお会いしたのは27年前です。業界未経験だった私に、時には優しく、時には厳しく、多くのことを教えていただきました。お客様やご利用者様が快適・安心に施設を利用できるよう、予防保全や的確な修繕を提案していくこと。その大切さは、松嵜さんの行動から学びました。これからも良き先輩としてご指導いただければと思います。

広報担当

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ハリマビステムの広報担当です。ハリマビステムが日々取り組む活動や現場の声を通して、私たちの考え方や姿勢を分かりやすくお伝えしていきます。

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