Vo.1 設備エンジニアとして歩んだ半世紀|「設備のハリマ」と人材育成の流儀

ハリマストーリー

当社の設備エンジニアリングを長年支えてきたのが、エンジニア・トラクション部の石橋良之助さんです。
1979年の入社以来、現場設備の運転・保守から研修制度づくり、24時間の遠隔監視体制、PPP本部LCM部の修繕体制構築まで、半世紀近くにわたって「設備のハリマ」の土台を築いてきました。

その歩みには、技術者としての情熱だけでなく、人を育てることへの強い思いがあります。
本記事では、石橋さんのキャリアとエピソードを通じて、当社の設備業務の魅力と、大切にしている価値観をご紹介します。

エンジニア・トラクション部
1979年入社(新卒3期生)
石橋 良之助 さん

入社直後から「現場で学びたい」と願い続け

神奈川工科大学・電気工学科を卒業後、「電気保安管理の仕事がしたい」という思いから当社に入社した石橋さん。
四年制大学出身でありながら、「一刻も早く現場で仕事がしたい」と配属を希望し続けていたと言います。

配属先は、入社年にオープンした新規現場。
当時は設備のノウハウもまだ発展途上で、分からないことばかりでした。
そこで石橋さんは、停止中の機械を夜な夜な調べ、構造を確かめながら少しずつ設備を理解していったそうです。

現場で身体を動かしながら覚えた知識は、単なるマニュアルにはない「生きた知恵」でした。
そして何より、その過程で出会った人たちとのつながりが、石橋さんの原点になっています。

設備業務の体系づくりに奔走し、会社の基盤をつくる

その後、1981年には大型病院施設の立ち上げに携わり、そこから本社に新設された「設備指導課」へ。
ここで石橋さんは、研修計画の立案からテキスト作成まで、設備エンジニア育成の仕組みづくりに約20年間関わることになります。

当時はまだワープロも普及しておらず、現場で書きためた手書きノートが貴重な教材でした。
それらをもとに、基礎から応用まで段階的に学べる研修へと少しずつ形を整えていきます。
また、設備指導課として現場の巡回や新規オープン施設の立ち上げにも多く関わり、当社が管理してきた設備現場を広く見渡せる存在となっていきました。

2004年には、遠隔監視システムの移設プロジェクトを主導。これは、その後の「ビステム緊急センター」につながる重要な取り組みです。
さらにPPP本部LCM部の修繕体制づくりにも深く関わり、現在の設備業務の骨格となる仕組みを整えてきました。

「人のつながり」が途絶えない理由

30歳で課長、33歳で部長へと昇進。上席がほとんどいない状況で若手を率いることは、決して楽な環境ではありませんでした。
しかし振り返ると、同じ現場で汗を流した仲間とは今も交流が続いていると言います。現場の悩みを共有しながら一緒に考えた経験が、深い信頼関係を育ててきました。

さらに石橋さんは、1970年代後半から始まった沖縄での採用にも関わってきました。
学校紹介を通じて多くの若手エンジニアを迎え入れ、高卒・大卒・中途・外国籍など、さまざまなバックグラウンドを持つ人材と一緒に働いてきました。

「違う背景の人が混ざり合うからこそ、現場は強くなる」。
その価値を誰よりも実感しているのが、石橋さんです。

近年ではフィリピン籍エンジニアの受け入れも進んでいます。
努力家な姿勢に刺激を受ける場面も多く、「社員のハングリー精神に応える会社であり続けることが大切」と話します。

維持すべきは設備。盛り立てるべきは“人”

石橋さんは、こう語ります。

「現場で働く人を維持するのではなく、盛り立てるのが本支店の役割です。」

便利なツールが増えた今こそ、情報の真偽を見極める力が求められます。現場対応には、マニュアル通りの「決まった正解」がないケースも少なくありません。
だからこそ、仲間と議論しながら考え抜き、当社オリジナルのテキストで「生きた業務」を学ぶことが大切だと言います。
そうして身についた力は、何年経っても錆びません。

「育成は、役員を含め皆で考え、議論し、実行し、改善していく。そのサイクルが大切。そして今の当社なら、それができると信じています。」

設備業務の基盤を築いてきた石橋さんの言葉は、これからの当社を照らす大きな指標になっています。

現場社員からの声

現場の立ち上げから今まで電気の相談をさせていただいています。いつも優しく教えてくださり助けられてばかりです。石橋さんしか分からないことも多いので、これからも頼りにしています!

二子玉川の現場ではじめてお会いした時、“活発な方だな”という印象でした。 行間を読み、現場にコミットしながら一緒に考えてくださる姿勢に、とても救われています。設備現場にとって貴重な存在であり、責任者としての自分の“立ち返る場所”です。

広報担当

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ハリマビステムの広報担当です。ハリマビステムが日々取り組む活動や現場の声を通して、私たちの考え方や姿勢を分かりやすくお伝えしていきます。

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