もともとマーケティングに興味があり、商業施設の販促イベントに携わってみたいという思いから、大学では経営学部を選びました。就職活動でも当初は小売業界を希望していましたが、レジ接客のバイト経験から「人と長く関わる仕事がしたい」という自分の軸に気づき、建物・不動産業界を経て、このビルメンテナンス業界に行き着きました。
面接で感じた人柄や社内の雰囲気が決め手となり、ハリマビステムを選びました。他社では圧迫感のある面接もある中で、終始なごやかに、こちらの立場に寄り添い目線を合わせてくださる姿勢に惹かれました。一方で、選考中に配属先の方々とお会いできなかったのは少し不安でしたが、現在は「先輩社員面談」があるので安心ですね。
ハリマビステム独自の制度の一つに「現場研修」があります。新卒社員は約3か月間、仮配属された現場で実務を学ぶのですが、自分より経験も年齢も圧倒的に上の方々とのやりとりや、職人気質のベテラン設備エンジニアとコミュニケーションをとることが、最初は大変でした。20代が60代・70代の方々と接する機会なんて、身内以外ほぼありませんから。
そして、「現場研修」を終えるとマネージャーとしてお客様と関わる立場になります。業界的に関係者は40代・50代の男性が多いため、今振り返ると現場で培った経験が大きく活きていると感じます。どんな相手からでも会話を引き出し、関係性を築いていく。そのプロセスを、今は楽しめるようになりました。
物件担当し始めて半年程経った頃、担当物件のマンションで火災報知器が作動し、消防が出動するトラブルがありました。関係先からひっきりなしに電話がかかってきましたが、緊急対応の経験がなかった当時の私は「今電車に乗ってるし、かけ直せばいいだろう」と後回しにしてしまったんです。
その後ようやく事態の重さに気づき、社内のいろいろな人に相談し、助けを借りながら一つ一つ進めていきました。最終的には機械警備の設置提案につながりましたが、この経験以来、緊急時にはすぐに一次対応を行うことを心がけています。
物件担当していると、大小さまざまなトラブルはつきものです。だからこそ「失敗を学びに変える努力を惜しまないこと」が、成長につながると日々感じていますね。
いつ誰に話しかけても、必ず手を止めて顔を上げて話を聞いてくれる、そんな職場環境が好きです。上司や先輩は私の何倍も忙しいはずなのに、「ちょっと待って」「あとでね」とは絶対に言いません。その場で話を聞くだけでなく、一緒に考え、時には現場やお客様先に同行してくれます。
上司に理由を尋ねると、「社内業務もあるけれど現場やお客様が一番だから、何かあればすぐに飛んでいくよ」と言ってくれ、自分もそういう人になりたいと強く感じました。入社当初はわからないことだらけなのは当たり前です。それを上司や先輩が放置せず、本人が納得するまでしっかり向き合い、話を聞く。そうしてもらった若手が、次の後輩にも同じことをする。そういうサイクルが自然とできていると感じます。
また、社歴関係なく社員の意見を肯定的に受け止めてくれるのもありがたいです。できるかどうかは別にしても、最初から頭ごなしに否定されることはないので、若手でも意見を言いやすい空気がありますね。
仕事の特性上、 お客様・現場従業員・建物の利用者様など多くの方と関わるため、自然と周囲に気を配れる人が多いのかもしれません。逆に言えば、気を遣いすぎて自分の業務が疎かになったり、疲れてしまったりすることもあるので、仕事と気持ちを上手にコントロールするスキルが求められていると感じます。
日々の出来事を前向きに考えられるようになったのは、「焦らなくても大丈夫だよ」と声かけてくださる上司や先輩のおかげです。そう教えていただいてからは、やるべきことに優先順位をつけられるようになって、今まで以上に仕事を楽しめるようになりました。
この業界・この仕事は、新しいことの連続です。私はもともと最初の一歩が重いタイプで、始めは苦労しました。けれども「新旧はどこかで必ず繋がっている」と気づいてからは、気軽に一歩を踏み出せるようになりました。日々学ぶことばかりだからこそ、まずは「やってみよう!」と行動することが大切だと感じています。
コミュニケーションを楽しめる人、思いやりを持っている人、行動力がある人。そして、一つひとつを着実にこなせる人。そういう人はハリマビステムに向いていると思います。法律が変わったり情報が更新されたりと、日々学びが多い業界だからこそ、新しいことが好きな人もぴったりです。
就職時には人間関係に悩む人が多いと聞きますが、ハリマビステムの社員は皆であなたを助けてくれます。私がそうしてもらったように。温かい社員達があなたの「一歩」をお待ちしています!