Kさん/東京本部 第一事業部/物件担当マネージャー

Interview 03未経験から身につけた、
誰にも負けない
提案力・交渉力・折衝力が誇りです。

物件担当マネージャー (お客様の窓口業務、現場の収益・品質管理等)

中途入社入社

東京本部 第一事業部 Kさん

前職の得意先の門を叩く、イレギュラー入社

前職では郵便配達員として、都心を自転車で走り回っていました。集配や急な依頼にも対応する仕事でしたので、台風でも大雪でも外で働くハードな環境でした。やりがいのある仕事でしたが、将来を考えて体力的にも長く働ける仕事を、と考えていた時、ハリマビステムを知りました。というのも、当時の得意先の一つが当社だったんです(笑)。

「こんな会社もあるんだ」と興味を持ち、調べてみるとちょうど募集が出ていたので、これはチャンスだと思い応募しました。面接では「2年程で独り立ちできるから大丈夫、一緒に頑張ろう」と入社後の上司となる人から温かい言葉をかけてもらい、未経験でも挑戦できるという安心感を持てたことが入社の決め手になりました。

前職の得意先の門を叩く、イレギュラー入社

入社当初は業界特有の文化に驚くことも

入社してまず驚いたのは、朝礼時のラジオ体操と3分間スピーチです。正直、「昭和か!」と思いました(笑)。ラジオ体操は労務災害を起さないための身体づくり、スピーチは社会人として人前に慣れるためなど、それぞれにしっかり目的と意味があっての取り組みだと知りましたが、新人にはなかなかのプレッシャーでした。今はなくなりましたが、伝統を重んじるビルメンテナンス業界の洗礼を受けた出来事でした。

一方で良かった点は、人間関係がとてもフラットで話しやすいこと。困ったときに「助けて」と声をかければ、必ず誰かが手を差し伸べてくれる環境です。人間関係の良さは、仕事が辛い時でも諦めずに続けてこられた大きな理由のひとつです。

助けを求めることは1つのスキル

助けを求めることは1つのスキル

マネージャーは多種多様な物件を数多く担当するため、関わる仕事や人の数も必然的に多くなります。そのため仕事のボリュームが急に増えたり重なったりと、繁忙期を迎えることが年1回ほどあり、キャパオーバーが引き金でネガティブな思考に陥ることも。

そういう時は、人の助けが必要です。自分にできるだけのことをやって状況をきちんと伝えれば、周囲は必ず協力して助けてくれます。ひとりで抱え込まず、「助けて」と口に出せることは1つのスキルだと信じて、正直に発信することで何度もピンチを乗り越えてきました。

もうひとつ、仕事で辛い時は、家族の存在も私の大きな支えです。こちらは、助けを求めるのではなく、「家族に胸を張れる父親でいなければ!」と身を引き締めることで、踏ん張れることも多いですね。

今では、お客様との信頼関係を築く力に自負

未経験入社ということもあり当初は知識不足で、「間違っていたらどうしよう」という不安から、なかなか発言できませんでした。そこから少しずつ専門知識を吸収し、自分の言葉で提案した大規模工事の案件を獲得できた経験は、大きな自信になっています。今では年々獲得工事の受注金額が上がっており、提案力・交渉力が着実に伸びてきていると感じています。もちろん、私ひとりの力ではありません。上司や同僚、エンジニアリング部や工事部、協力会社様など、全員のチームワークで積み重ねてきた結果です。

大事にしているのは、「現場第一」の姿勢です。どれだけ忙しくても、マネージャーとしてその芯だけはブレないようにしています。実際に現場に足を運び、対話する。目を合わせて挨拶をして、自ら声をかけて話を聞く。それらを面倒くさがっては絶対にいけないし、それさえ徹底できていれば大抵のことはどうにかなります。ビルメンテナンスは、人同士で行う仕事ですから。

要望が多く気難しいことで知られるお客様にも、何度も直接会いに行き、対話を続けることで、今ではお互い腹を割って話せるほど理解し合うことができました。大切なのは、できないことはできないと丁寧にご説明して、できることを全力でやること。この2つをお客様にわかりやすく明示して理解して頂くことが、最終的な信頼につながると考えています。信頼関係を築く折衝力・交渉力においては、私は東京本部一だと自負し、日々様々なお客様と向き合い続けています。

仕事へのプライドは高いが、
相談してくる人には手厚い社風

優しくてフレンドリーな社員が多いですが、部署によってはセクショナリズムを感じることもあります。非効率ですし、「同じ船に乗っているのだから一緒に協力して考えようよ」と思うこともあります。ただ、それは仲が悪いのではなく、高い知識と技術を持っているゆえのプライドであり、そのおかげでお互いプロフェッショナルとしての仕事ができているのだとも思います。長所にも短所にもなり得ますが、それぞれの専門家としての個性を尊重している会社だと感じますね。

一方で、社員は忙しい中でも手を止めて話を聞いてくれる人ばかりで、担当外であってもたらい回しにせず、「あの人に聞けば大丈夫だよ」と繋いでくれる文化があります。皆さん頼ってもらえるのが嬉しいようで、相談すると快く答えてくれるのは、未経験者にとってはありがたい環境です。

仕事へのプライドは高いが、
相談してくる人には手厚い社風

未経験でも、自ら動き、
挑戦する人が活躍できる職場

未経験からでも必ずスタートできます。というか、中途社員の99%は業界未経験です(笑)。OJTや先輩のフォローがありますので、心配はいりません。

ただし「待ちの姿勢」では厳しい部分もあります。中途社員は新卒社員ほど研修が充実していないので、自分から動き、積極的にコミュニケーションを取れる人の方が成長しやすい環境です。

特にこの仕事は人と関わることが多いので、内気すぎたり神経質すぎたりする人には辛いかもしれません。前向きで人と話すことを楽しめる人なら、きっと長く活躍できると思います。挑戦に寛容な会社ですので、ルールの中で仕事をするだけではなく、ルールを“今”に合わせて変えていけるような熱意のある人もいいですね。皆さんの挑戦をお待ちしていますよ!

私の未来My Future

利益を出すにはある程度の原価率を確保しなければなりませんが、見積金額を提示した際には、ほぼ100%値引きの要請が来ます。しかし、そこでしっかりとした理由を説明すれば、値引きせずに承認を得られることがあります。その理由が結果的には顧客のためになると納得していただけるものなら、顧客との信頼関係はかえって高まるはず、と私は考えています。

最も重要なのは、「所有者の方の目線」になって効率の良い設備改修を提案すること。その姿勢への信頼があるからこそ建物修繕計画を当社に発注して頂く件数も増え、収益拡大にも繋がる。そんな自分の信念をさらにスタッフにも伝えて、共に成長していくことで、彼らとの間にも確かな信頼関係を築いていきたいと思います。
インタビュー写真